旅団『真鍮ローズ・ド・メ』を開放しました。
もともと作って使わずにいて、個人用か、友人と戯れるはずの場所だった、けれども人恋しくなったというのはひみつね。ひみつ。
お友達が来てくれて、嬉しかった。
新しくお友達ができたら、嬉しく思う。
あの屋敷は元々は、保養地として使った場所だった。
空気が綺麗なばかりで、周りになにもなくって、
鉄錆の色と匂いの鉱泉は、本当に、おいしくなくて嫌だった。
展覧会を始めたのはいつからかしら。
お兄さまは最初の日から、百年続いた展覧会だと嘘をついていた。
嘘ばかりの展覧会と言うのさえ、嘘か本当かわからないの。